近畿
学校に行けない。学校を休んで授業に遅れて不安。(通信制)高校に通ってみたけど,合わなかった。そんな方にピッタリの学習環境を整えるフリースクール・学習支援教室です。学校以外の選択肢や学校復帰に向けての助走に!
フリースクール・不登校学習支援教室「学び舎~和~」
小学1年生~20歳くらいまでの子ども達の不登校支援を行っています。よりよい教育環境として「イエナプラン」を参考に,「子どもの幸福度NO.1」のオランダのような教育を目指し,子どもの主体的・対話的・協同的な成長をねらいとして活動しています。学習の定着は「聞く→読む→書き写す→まとめながら書く→考えを書く→発表する→教える」という様にインプットよりアウトプットの方が学習の定着も思考による脳も大きく育みます。だからこそ受け身型の一斉指導ではなく,異年齢集団による自由進度学習で,「自分で課題(計画)を考え→自分で解決に挑戦→協力して解決→(協力を求められたら)後輩にアウトプット」という学習形式を推奨しています。
また,活動拠点周辺の自然と事業主のキャンプリーダー4年間の経験を生かした自然体験活動,自然・環境・日常生活・社会等の疑問を探求する探究活動,団地の草原や多数の公園・数々の教育的な道具を生かした遊び等を通して,楽しくタメになる時間を作り続けていきます。
そして,多種多様な職業の方に仕事観・やりがいをお聞きする等して社会にも繋がり,未来への選択肢を広げていきます。
そのため,事業主の他に元不登校の社会人数名,多種多様な職業の方々,観光案内業に勤めるアメリカの方,臨床心理士など,共に支え,たくさんの生きる道を提供してくれる協力者(不定期)で成り立っています。
さらに,義務教育時期の子どもが利用できるフリースクールとして,常駐する指導者を少なくすることで低価格で活用してもらいやすいようにしています。しかし,既に支援されている役所や他団体,当事者にあたる方々の声を聞くと,不登校でお困りのご家庭の低所得による金銭面的な壁にぶち当たっています。そこで,利用料金を全国平均を大きく下回る経営持続ギリギリまで下げ,さらに公的な支援や助成金等を探しましたが,「不登校の子への支援金」も「月謝を取る団体への助成金」という手段はありません。もちろん利用料をなくして,助成金を受けても活動の持続は到底できません。
そこで,「貧困世帯の子ども達に更なる減額による学びの場の提供」や低賃金の活動でなかなかできそうにない「よりよい教育環境のための設備充実」に向けてエネルギーファンディングで皆様のお力をお貸しいただきたいです。
文部科学省『令和元年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要』によると,「小・中学校における不登校児童生徒数は181,272人(前年度164,528人)であり,前年度から16,744人(10.2%)増加。」と不登校増加問題が起きています。そして,活動拠点となる西京区には学校の代わりとなる「フリースクール」や公営の「不登校支援教室」がありません。
また,日本の教育や世界の教育の見聞を広める中で,現在の一斉指導による授業より効果的な指導方法がたくさんある現実に気づいていきました。その中でオランダの教育状況や「イエナプラン校」における取組について知り,不登校対策はもちろんのこと,軽度発達障害が見られる子にとっても適していて,現在の日本にとって必要不可欠な教育の形と判断しました。しかし,その教育方法を現在の公教育に(授業時数やノート指導等の管理問題で)導入するには不適切な形式になります。
そこで上記二つの問題を一気に解決する手立てが「フリースクール・不登校学習支援教室」という形です。西京区で「不登校への支援」&「よりよい教育環境の提供」を進めていくべく,2021年4月から開校しました。
立ち上げ後の活動(歴史はまだ浅い団体です。)
2021年 3月27日(土)活動開始のアナウンスとして折込チラシ配布
4月 5日(月)京都市教育委員会への電話問い合わせ
12日(月)他フリースクール団体訪問・相談
15日(木)某就労支援団体への訪問・情報交流
20日(火)京都市子育て支援課訪問(洛西支所・西京区役所)
京都市社会福祉協議会への訪問
24日(土)不登校親の会関係者と交流
26日(月)不登校支援の教室訪問・交流
27日(火)他フリースクール団体訪問・交流
28日(水)不登校親子交流会訪問・交流
4月~5月 無料でお試し提供。(引き続き,他団体への訪問や連携活動)
しかし,無料後の基本利用料を全国の平均利用料くらいで提案していたため,
申し込みも少なめ。また緊急事態宣言もあり,個別支援での活動のみ。
6月~ 利用料を大幅に引き下げ,
再度市役所等から利用アナウンスを行っていただいている状況。
活動実績は2021年6月時点では,報告できる状態ではないため,活動概要を記載させていただきます。なお,上記と重なる点もございます。
①異年齢集団による主体的学習・協同学習(ブロックアワー)←さらに脳科学的視点から学習定着アプローチ
②トランプやUNO,哲学カード等のカードゲームやオセロ・将棋等のボードゲーム,本やマンガ,ゲーム,運動等を通じてコミュニケーション能力向上&お楽しみタイム(遊び)
③自然体験活動,その自然や環境,様々な日常生活や社会への疑問を探求する探究活動(ワールドオリエンテーション)
④つながりを強めたり,メタ認知出来たり,承認する姿勢の良さに気付いたりできる対話タイム(サークル対話)
⑤自然を育み,成長を喜ぶ菜園
⑥生き物と触れ,花や実等とも触れ合う四季折々の自然&町中から感動や疑問を見つける散策(フィールドワーク)
⑦子ども達の学んだことや楽しかったこと,おいしかった経験を共有する○○教室
⑧お祭りやイベントで計画・準備・披露をする活動(催し)
など成長につながるたくさんの活動があります。
また,学校復帰,高校受験,「高校卒業認定試験」による大学・専門学校への進学,就職で教室卒業としており,入学金等も不要にしているため出戻りもしやすいシステムになっています。小・中学校は出席扱いならびに主要教科の成績も反映できる仕組みもあります。
支援金は,「貧困世帯の子どもたちに更なる減額による学びの場の提供」と「よりよい教育環境のための設備充実」に使用させていただきます。
設備充実については,
➀学習テキストや教育的おもちゃ,ボール等の消耗品や数が必要なものの充実
②簡易プロジェクター,調べ学習に使用できるICT機器やコンテンツ等の充実
③他,活動に必要になる道具,紙類やペン類等の充実
に使わせていただきます。
不登校問題・教育機関卒業後の早期退職問題,ひきこもり・ニート増加問題等,現在,子どもたちをとりまく問題がたくさんあります。その問題を問題でなくすために出来る事が私達にはあるかと思います。巨大な組織や仕組みを個人の力では変えることが出来ませんが,今を生きる身近な子ども達を支える手立ては個人の力でもすぐに実現可能です。
そして,「不登校」の理由の一番はなんと「無気力・不安」です。本人は理由がわからないのです。しかし,公教育で働く中で「管理教育と呼ばれる環境での息苦しさ」や「学習能力の差を無視したみんな(平均)と合わせる活動に苦しむ姿」から不登校の子が出てくる必然性も感じられる状況です。
そんな組織的背景や人間関係等で学校に通えないことで苦しんでいる子どもたちがたくさんいます。学校に行けないと悩み,不幸な思いで生きる子ども達の一人でも多く,少しでも早く,力になれるように活動を進めていきたいと思います。また,引き続き,研究・修養や全国のフリースクール等の不登校支援に携わる方々と連携しながら,よりよい教育環境を更新し続けていきたいと思います。
学校外のよりよい教育環境づくりと不登校に苦しむ子を減らす活動の実現に向けて,皆さんも一緒に子どもたちを支えていただけませんか?
エネルギーファンディングにおけるご支援,応援をどうぞよろしくお願い致します!