東京キャットガーディアン

1.自己紹介

簡単な自己紹介をお願い致します。

NPO法人東京キャットガーディアンの山本葉子です。
常設の譲渡会場(保護猫カフェ)の運営を通じて、行き場のない猫たちに新しい家族を見つける活動を続けています。(団体開始12年で8,000頭以上の譲渡)

猫たちは環境の変化に敏感です。「猫のいる場所に人が来る」方法で、猫へのストレスをなるべく軽減し、また猫に実際に会える場所でゆっくり考えて頂く事で、 高齢猫やハンデのある子がおうちの子になるという実績を多く作ってきました。

動物愛護相談センターだけでなく一般からの受入れも可能な限り行なっています。ご相談電話は一日約50本強もあるんです。 過剰繁殖を抑えるための「そとねこ病院」の運営と、安定して保護活動を続けて行くためにさまざまなソーシャルビジネスの手法を取っています。

2.活動を行うきっかけ

設立に至った経緯や、関わるようになったきっかけを教えてください。

2002年に個人シェルターとして豊島区の自宅で約30頭の猫たちの保護を開始し、
2008年に地域のボランティアさんと役割分担をしながらの里親探しや不妊去勢手術·啓発活動を経て、任意の保護団体としてスタートしました。
2010年4月19日、特定非営利活動法人(NPO法人)を取得しました。

3.実際に携わって

実際に設立・携わってみて環境や周り、気持ちの変化などを教えてください。

コンセプトでもありますが「足りないのは愛情ではなくシステム」を強く感じます。
必要なシステムが整ってさえいれば、ほとんどの方達が助ける方向へ手を伸ばしてくださいます。 想定以上に多くの方々からお力添えいただいており、嬉しい驚きでした。

4.活動の課題

活動を行っていく中で、課題、壁などを教えてください。

保護場所の確保のため、継続してかなりの経費がかかります。
場所を抑えるだけでなく、適正な運営を続けていかなければなりませんので、それに見合った継続できる収益を考えていく必要があります。

5.活動する中で嬉しかったこと

活動を続けていて、一番嬉しかった出来事は何でしょうか?

やはり里親さんが決まることです。
東京キャットガーディアンは2008年から活動を行なっていますが、 活動開始12年で8,000頭以上の猫たちを新たなお家に繋ぐことが叶いました。
猫たちを受け入れてくださるご家庭がこれほどたくさんあることが大変ありがたく思います。

6.活動する中で悲しかったこと

活動を続けていて、悲しかった出来事はありますか?

お受け入れは子猫が多いのですが、受け入れ時にかなり状態が悪い子たちもおり、 もう少し早く手を差し伸べることができたら違う展開があったのかもしれない、と悔しく思います。
そのためにも団体を認知していただくことが重要と考えています。

7.今後の目標

活動に携わる一人の人として、今後の目標を教えてください。

外に猫がいない世界を目指しています。
猫たちが全てお家で暮らしている世界の実現をしたいです。
「昔、猫は外で暮らしていたんだよ」と言える日が来ると良いですね。

8.今後のビジョン

団体としての今後のビジョンをぜひ教えてください。

「1頭でも多く助けること」が目標ですが、その歩みを早くできるよう頑張ります。

9.イベント・ワークショップについて

定期的に開催しているイベントやワークショップなどがあれば、教えてください。

■猫シェルター見学ツアー
……シェルターの施設などをご案内するぷちツアーです。保護猫カフェだけでなく、バックヤードシェルターもご案内しています。

■猫と人の終活勉強会
……なるべく長く一緒に居る方法や、見送る覚悟、その後の自分の進む方向などを、実例を挙げながらお話しし、なるべく多くの選択肢をご提示できる勉強会にしています。

■「猫付きマンション(R)」「猫付きシェアハウス(R)」勉強会
……住む人・大家さん・保護団体・そして何より猫たちの全部が幸せになれるシステムの勉強会。住まいを探している方、物件を持っている方、興味があって話しを聞いてみたいだけの方。 毎回たくさんの方にご参加をいただいています。

■猫カフェスクール
……保護猫カフェ、キャットシェルター運営に興味のある方など向けの講座です。

■ネコ活「1日ボランティア会&勉強会」
……「猫のために何か行動したい!」という方に集まっていただき、1日ボランティアさんとしてお手伝いしていただくイベントです。

※各種取組み・イベントについてはホームページをご覧ください。

10.エネファンに期待すること

最後に、エネルギーファンディング®︎に期待することを教えてください!

多くの人々が小さな動物を愛しいと思い、一緒に暮らすことを望んだり、不幸な境遇にあれば助けたいと考えます。
大切なのは、お気持ちのある人の居る場所まで“つなげる事”、そして、不足しているのはこのシステムだと思います。
エネルギーファンディング®︎では、無理なく・継続して支援したい団体を支えることができるので、このシステムを補うことができ、とても良いと思います。

NPO法人東京キャットガーディアン

NPO法人東京キャットガーディアンでは、行き場のない猫たちを減らしていくために、日本初の保護猫カフェの運営を通じて、 行政(保健所・動物愛護センター)などから猫を引取り、飼育希望の方に譲渡する活動と地域猫活動をおこなっています。

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