大津波の危険性を後世に伝え残したい!

● 認定特定非営利活動法人 桜ライン311

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「10mを超える津波の可能性が、震災前から声高に叫ばれていれば!」この悔しさを繰り返さないように、津波の到達点を桜の木でつなぎ後世に伝える活動をしています。

#まちづくり     #災害復興

北海道・東北

認定特定非営利活動法人 桜ライン311

10mを超える津波の可能性が、震災前から声高に叫ばれていれば! 震災前の防潮堤には、限界があることを知らされていれば! 津波によって奪われた命は、もっと少なくて済んだのではないか? その思いを同じくする者が集まり、「桜ライン311」を立ち上げました。

桜ライン311 プロジェクトの紹介

私たちは、東日本大震災で学び、感じた想いを教訓として未来に伝承するため桜を植樹しています。

桜を植樹する場所は、岩手県陸前高田市内の津波到達点です。

距離にして約170㎞に、17,000本の桜並木を作ろうと、2011年10月任意団体として活動を始めました。


発生当時に未曾有や想定外と言われたこの災害は、周期的な災害であることが震災以降に広く知られることになりました。

もし東日本大震災の前に、これほどの大津波が来ることがわかっていたのなら助かった命は多かったのではないか。

「私たちは、悔しいんです。」

私たちが活動を始めた強い想いです。


団体設立から10年。「もしまた津波が発生した時、この桜並木より高いところに逃げて命を守ってほしい」という願いは、変わることなく活動を支えている根本となっています。


桜の植樹活動を通して、津波を経験していない世代や、未災地の方にも災害を「他人ごと」ではなく「自分ごと」として感じてもらえるよう事業展開を行っています。

また普及啓発活動の一環として講演活動なども行っています。

設立の歴史 プロジェクトのきっかけ・経緯・歴史

組織沿革:

■2011年10月16日    任意団体として桜ライン311設立

■2011年11月06日    団体初の植樹会を開催

■2012年05月01日    特定非営利活動法人 桜ライン311 設立認定

■2014年05月01日    認定特定非営利活動法人 認定 岩手県指令若第90号 認定期間平成26年5月1日〜平成31年4月30日

■2016年03月27日    累計植樹本数1,000本を突破

■2019年03月09日    累計植樹本数1,500本を突破

■2019年05月01日    認定特定非営利活動法人 認定更新 岩手県指令若第34号 認定期間平成31年5月1日〜平成36年4月30日


受賞歴:

■2012年 一般財団法人日本ファッション協会 日本クリエイション賞 受賞

■2014年 公益財団法人日本デザイン振興会 GOOD DESIGN AWARD 2014 金賞 受賞

■2015年 一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会 第1回ジャパン・レジリエンス・アワード 優秀賞 受賞

■2016年 公益財団法人ソロプチミスト日本財団 社会ボランティア賞 受賞

■2017年 国土交通省 手づくり郷土(ふるさと)賞 一般部門グランプリ 受賞

■2017年 公益財団法人日本さくらの会 平成29年度さくら功労者 受賞

■2017年 東北みらい創りサマースクール 第6回東北みらい賞 受賞

■2018年 毎日新聞社地球未来賞(クボタ賞) 受賞

■2018年 吉野正芳復興大臣 表彰

活動実績 プロジェクトの活動実績

2011年10月に任意団体として設立し、翌年12年5月より法人として事業を実施しています。

事業内容は東日本大震災の伝承、また防災減災の普及を目的とした桜の植樹事業です。

植樹する箇所は陸前高田市内の津波の最大到達地点170kmで、10m間隔で17,000本の植樹を予定しています。


毎年11月と3月前後に、全国から参加希望者を募って植樹会を実施しています。

併せて、防災教育の一環として学校向けの植樹会も実施しています。

次世代を担う子供たちや被災経験のない方々にご参加いただくことで、災害を「自分ごと」として考えるきっかけとなっています。

今まで通算で市内367箇所、1,858本の桜の苗木を植えてきました。

植樹参加者は累計で6,700名を超え、定期的に参加する人も非常に多く、桜を軸としたコミュニティとしての機能も確立しつつあります。


当事業は防災減災の事業であり、同時に新しい街の景観に関わる事業でもあります。

毎年春になれば満開の桜が津波到達ラインを彩り、避難の目安を知らせながらも、住民に癒しを与える憩いの場につながっていく。

復興工事により震災の痕跡は姿を消していきます。被災地の願いの一つは「自然災害で命が失われない社会になって欲しい」ということ。

悲しみをそのまま残すのではなく、多くの人が愛し肯定的な気持ちで捉えられるもので災害伝承を行い続けています。

春に花を咲かせる「桜」を通して、地域と日本全国の共感してくれる人々と植え育てていきます。

支援の使い道 プロジェクトの支援の使い道

東日本大震災の教訓を伝えるための桜の植樹事業に充てさせて頂きます。

当団体の主な予算は寄附となっています。


桜ライン311の事業の主軸は桜を植えることです。

その苗木は全国の皆さまの寄附を中心として購入しています。

1本植えるのに現在18,000円ほどの予算が必要です。

17,000本が目標ですので、それだけで3億円を超える予算が最終的には必要です。


また植える前と後にも多くの工程があります。

植える前の段階として、まず地域の人から地権者(津波の到達地点上に土地をお持ちの方)を探し、当団体の趣旨を説明しご納得いただいたうえで植樹の許可を頂きます。

私たちの桜はある種の震災遺構です。

被災されている方も多く、必ずしも肯定的に進むことばかりではありません。

また植樹地についてはそのまま植えることが難しいほど土地が荒れていることもあり、植樹可能な状態に整地などの作業も行います。


植えた後の段階としては、定期的なメンテナンスを継続的に実施します。

今まで市内各所に植えた桜を見て回ります。

育成状況の確認はもちろんのこと、病虫害の対処や綺麗に育つための選定作業、大きく育つための施肥まで1本1本大切に育てています。

桜ライン311では前後の工程も含めて植樹の事業を専門的に行う事務局体制を整えています。


そしてこの事業を資金面で支えてくださっているのは、この地域だけではなく日本全国の皆さまです。

頂いた寄附については上記事業に大切に使用いたします。

代表者の想い これまでどのような想いで活動をしてきたか

次の大津波が起きた時、そこに生きる命が失われないこと。

それが私たちの根本的な願いです。

私たちと同じ思いは、もう誰にもして欲しくありません。

海に囲まれた日本という国はどこにいても津波の被害を被る可能性があります。

それはどこにいても他人事(ひとごと)ではありません。津波は迅速に高台に避難することで人的被害を劇的に下げることができます。


この教訓を沿岸部の地域だけではなく、日本全国にお伝えしたい。

そうすることで一人でも多くの人の災害に対する意識を変えていきたいと思っています。


その成果である桜並木は陸前高田市に残ります。

それは遠い未来かもしれませんが、毎年春に多くの人々が訪れる街になるでしょう。

今は「陸前高田=東日本大震災・津波」かもしれませんが、いつかは「陸前高田=日本有数の桜の街」に変わってほしい。

そうして当市の財産として育っていってほしいと強く願います。

この事業は未来の陸前高田そして全国に防災減災を伝える仕組みでもあり、この街のまちづくりの意味も持っています。


そしてその過程には地域だけではなく、全国の皆さまが共感し関われる仕組みでありたいと思っています。

地域の人も、そうではない人も一緒に植え育てていくのが、この桜ライン311です。

最後の言葉 私たちから伝えたいこと

2011年10月に任意団体としてスタートし、先日2021年7月1日で法人としては11期目となりました。

震災直後から地域の皆さま、寄附者や植樹参加者など多くの皆さまに支えられ、事業を続けてくることができました。

心から御礼申し上げます。全国からのご期待を預かっていると同時に、責任の重みも感じています。


桜は日本人にとって、特別な木であり、国花でもあります。

東日本大震災を辛く悲しいものとして終わらせるのではなく、桜を通じ多くの皆さまが愛し愛でられるものとして次の時代に伝えていきます。


災害の教訓を次世代に伝える。

それは一瞬の頑張りで達成できることではなく、日々の積み重ねの先にあるものです。

その未来に向けて、是非あなたの力をお貸しいただけたらと思っています。

ご寄附のご検討のほどよろしくお願いいたします。

電気代から100円を寄付

かなりお得な電気料金

※大手電力会社より5%安い

御礼のメール、寄附受領証、 活動報告書

ご支援いただいた方には、御礼のメールのほか、年ごとの寄附受領証(1月から12月積算)、年次の活動報告書(11月頃通常郵送にて発送)をお送り致します。

電気申込

電気代から3%を寄付

少しお得な電気料金

※大手電力会社より2%安い

御礼のメール、寄附受領証、 活動報告書

ご支援いただいた方には、御礼のメールのほか、年ごとの寄附受領証(1月から12月積算)、年次の活動報告書(11月頃通常郵送にて発送)をお送り致します。

電気申込

電気代から5%を寄付

そのままの電気料金

※大手電力会社とほぼ同じ

御礼のメール、寄附受領証、 活動報告書

ご支援いただいた方には、御礼のメールのほか、年ごとの寄附受領証(1月から12月積算)、年次の活動報告書(11月頃通常郵送にて発送)をお送り致します。

電気申込