四国
私たちワンニャンピースマイルは犬猫の殺処分ゼロを目指す子供たちが主体となって結成された団体です。「命を守りたい」という思いを、スピーチや演劇、ラジオ出演、ワークショップなどの活動に込めて、発信し続けています。保健所に入る手前で一般の方に保護された犬猫を里親様に繋ぐ活動にも力を注いでいます。
学生愛護団体ワンニャンピースマイルは、犬猫の殺処分ゼロを目指す子供たちが主体となって結成された団体です。
愛犬シルバーの死から小さな命の大切さを学んだ少女マナハが、ふるさと香川県が殺処分ワースト記録を更新し続けているという事実を知り、一人で立ち上がったことから始まりました。
「小さな命を守りたい」という思いを、スピーチや演劇、ラジオ出演、ワークショップ等の活動に込めて、発信し続けています。
保護犬・猫の里親探しのための譲渡会の開催など、命を繋ぐ活動にも力を入れています。
オリジナルの愛護動画や絵本の制作にもチャレンジしました。
現在では、香川は勿論、東京や神奈川、茨城、福岡にも支部ができ、同じ思いを持った子供たちの輪が全国に広がっています。
「子供だからこそできること」を考えながら、活動に取り組んでいます。
私たちの思いがより多くの方に届き、一人ひとりが命の大切さを考え、話し合うきっかけになってくれることを願っています。
団体の代表、マナハにとって、生まれたときから一緒にだった愛犬シルバーは大切な家族でした。
ずっと楽しい毎日が続くと思っていたある日、大好きなシルバーが突然病気になり、闘病の末に天国に旅立ちました。
家族を失って心に大きな穴があいたとき、ふるさと香川県が何年も犬猫の殺処分ワーストの記録を続けていることを知って、大きなショックを受けました。
人の命と犬や猫の命の何が違うの?
いても立ってもいられなくなったマナハは、小学4年生から2年間、命の大切さを訴えた手書きのチラシを配り始めました。
やがて、その活動に賛同してくれる仲間が集まりました。中には不登校の子もいます。そんなみんなが一緒に声をあげ、子供たちらからできることをやっていこうと、学生愛護団体ワンニャンピースマイルが結成されました。
最初の活動は2017年、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaの~殺処分をなくすために私たちにできること~というイベントで、女優の杉本彩さん、香川県知事、高松市長の前で作文を朗読し、知事と市長に私たちの思いを綴った手紙をお渡しすることから始まりました。
以降、「犬・猫・人がニコニコ暮らせる社会」を目指して様々な活動を繰り広げてきました。
定期的に譲渡会を開催し、一般の方に保護された犬猫の里親さんを探したり、募金活動やグッズ販売を行いました。
その様子をSNSで発信したり、ラジオで報告をしたりと、私たちの声を届けることにも力を注ぎました。
・2018年には命の大切さを伝える絵本を出版するためのクラウドファンディングに挑戦し、目標額を達成。制作に取りかかりました。
・2019年6月には、大事MANブラザーズの立川俊之さんをはじめ、県内外のたくさんの著名人の方々にご協力いただき、ミュージックビデオ『それが大事ー命の応援歌 for 香川ー』を作成。youtubeで公開しました。
同年11月には、待望の絵本『シルバーが教えてくれた命の大切さ ~殺処分ゼロを目指して~』が完成。図書館や学校への寄付を皮切りに、全国の書店、コープかがわ、ネット書店にも並び、学校での読み聞かせもして頂きました。
・2020年1月には、愛護寄付型自動販売機の第1号が香川を象徴する観光地、屋島の山上に設置されました。現在、高松市内で4台が設置されています。
同年3月以降、コロナ禍のために譲渡会の開催が困難になりましたが、6月にはオンライン譲渡会にトライ。
・2021年3月、譲渡会を再開しました。以降も各種イベントでの保護犬猫の里親探しや、SNSを通じた情報発信などの活動を続け、現在に至ります。
この間、神奈川、東京、茨城、福岡と、同じ思いを持った子供たちが集まって支部が設立され、シェルターのお手伝いや、空き缶を集めての募金活動を始めています。
私たちが保護~譲渡を行っているは、町中で一般の方に保護された犬猫が中心です。
保健所や愛護センターから引き出すのではなく、その手前で保護された子たちを、一生家族として暮らせる里親様に繋ぐために、依頼者様やメンバー、サポーターと協力しながら保護活動を続けています。
その間に必要な医療やフード、トイレ用シート等の生活用品、ケージやヒーター等の設備は、依頼者様を含めた一般の方からのご寄付でまかなわれています。
最も依頼が多い子猫の例では、血液検査などから1回目のワクチン接種までの初期医療費は、基本的に依頼者様にお願いしていますが、体調を崩している子や、思わぬ病気や怪我が見つかる子もいて、予想外の出費がかさむこともあります。
お陰様でメンバーやサポーターは増えていますが、保護依頼が殺到したときは、何とか預かり先を確保できても、物資の在庫が足りなくなることも度々です。
また、なかなか里親様が見つからず、預かり期間が長くなった場合の医療費や生活物資の不足分も団体で負担をしていますが、愛護寄付型自販機などからの定期的な収入は限られており、経費の大部分を不定期なご寄付に頼っているのが現状です。
エネルギーファンディングにご参加頂くことで、日常生活を送りながら定期的なご支援を頂くことができれば、より多くの命を里親様に繋ぐことができます。
犬猫のお世話ができるキャパシティーを増やしつつ、将来的には自前のシェルターを構えることが私たちの目標です。
皆様のご協力で、殺処分ゼロ、犬・猫・人がニコニコ暮らせる社会に近づいて行きたいと思います。