近畿
「日本の原風景である里山と国産農産物を守るプロジェクト」にて、耕作放棄地を再生しながら、自給自足も兼ねた担い手を育成する稲作スクール、食育や環境教育を実際に体験しながら学んでいく年間教育プログラム、次世代の稲作後継者を育むコドモ稲作農家プロジェクトを実施しています。
近年、地域では特に高齢化が進むことで、農業における担い手が不足し、先祖代々守られてきた田んぼが放棄され始めています。
このままでは近い将来、自給率が著しく低下していき、国産の農産物が買えなくなる時代がくるかもしれません。
さらにあまり知られていませんが、日本はEUなどと比べると農薬大国で、蜂などの大量死にみられる生態系の破壊や健康被害も今問題になっています。
田畑を守っていくことも大切なことですが、環境にやさしい農法を広げ、次世代につなげていく活動も同時に求められています。
そこで、NPO法人オルタナティブビレッジでは、「日本の原風景である里山と国産農産物を守るプロジェクト」にて、耕作放棄地を再生しながら、自給自足も兼ねた担い手を育成する稲作スクール、食育や環境教育を実際に体験しながら学んでいく年間教育プログラム、次世代の稲作後継者を育むコドモ稲作農家プロジェクトを実施しています。
環境保全型農業を実践しながら、日本の里山保全の活動を継続していくために、NPO法人オルタナティブビレッジ「日本の原風景である里山と国産農産物を守るプロジェクト」へのご支援をお願いします。
●NPO法人オルタナティブビレッジは、2013年から農・育・環の3つの活動を通じて、現在4軒の空き家を再生しながら持続可能なコミュニティづくりを推進する組織です。
「農」では、環境にやさしい有機栽培や自然栽培を実践しながら、自給率の向上や耕作放棄地の再生を行っており、200㎡の小さな田んぼから始まった活動も8年で10,000㎡の田畑を活用するようになりました。一から稲作が学べるスクールも今年で8期目となり、卒業生は関西を中心に自ら田んぼも実践しています。
「育」では、種まきから食卓までを合言葉に単発のイベントは行わず、すべて年間を通じたプログラムにすることで、四季を感じながら実際の体験を大切にしながら環境教育や食育活動を実施してきました。2020年からは不登校生などを対象にしたオルタナティブスクールを開校して、自然や農体験を軸にした教育活動も実施しています。
「環」では、循環型の環境づくりを持続していくために、2014年から空き家を再生して居場所作りも兼ねた拠点創りをスタート。現在はリサイクル会社とも提携して、廃棄されるリユース品を活用しながら空き家や地域の活性化にも取り組んでいます。
2014年:1軒目となる空き家を再生して、自然栽培の稲作スクールを開校
2016年:2軒目となる空き家を再生、神戸の里山にある耕作放棄地の活用もスタート
2018年:約10,000㎡の耕作放棄地を活用しながら、農の担い手を増やしていくため、シェアで田んぼを運営するyuineプロジェクトをスタート
2019年:神戸の里山で不登校生などを対象にしたオルタナティブスクールを開校
2020年:リサイクル会社と提携して、廃棄されるリユース品を活用しながら2軒の空き家を活用
2021年:中途半端に学歴つけるなら手に職シリーズの第1弾「コドモ稲作農家」をスタート
農業を継続していくため、特に稲作はトラクターなどの機械類に多額の経費がかかるため、頂いた支援は農機具や資材に活用していきます。
<活用例>
耕運機や鍬など農具の購入、苗箱、種代、草刈り機、軽油などガソリン代、ボランティアへの交通費など
最近田んぼをしていても放棄された田んぼをやらないかと地元の方に声を掛けられることが多くなりました。
神戸の里山でもこのような状況なので、過疎地へ行けばもっと深刻な状態であることは容易に想像できます。
幸い若い世代でも環境保全型農業に関心を持つ人も増えていますが、窓口の不足や地域独特の慣習などもあるため、地域参入はハードルが高くなっているのも現状としてあります。さらに稲作は初期費用もかかるため、シェアなど仕組みを考えないと一人ではなかなか始められないことも課題になっています。
本活動では当法人が都市と地域のコーディネーターになることで、これらの課題を解決し、今まさに仕組みをつくっている最中ですので、日本の原風景と田畑を維持していくためにご支援よろしくお願いいたします。
「日本の原風景である里山と国産農産物を守るプロジェクト」へのあたたかいご支援をご検討いただき、ありがとうございます。
ご寄付は、日本の農における環境づくりを支援する活動のために、大切に役立てさせていただきます。
ぜひご一緒に日本の農地を支えてください。よろしくお願いします。