近畿
カヌーがもっと沢山の方にとって身近なスポーツになるように日々活動しています。カヌー種目でのオリンピック金メダル獲得目標(2032年)やそれに向けたアカデミー事業、種目間の選手の交流や相互理解、広くカヌーの広報などを行っています。
こんにちは。このたびは、一般社団法人カヌーホームのご支援ページをご覧頂き誠にありがとうございます。
私たちは、カヌースポーツの発展を通して、より良いスポーツの未来や自然環境を創っていく取り組みを行っています。
これまではカヌースポーツそのものの普及や強化に関する活動を重点的に行ってまいりましたが、今回のエネルギーファンデングのお取組みを通じて、本格的にSDGsの項目にのっとった事業を展開してまいります。
皆様からのあたたかいご支援をお待ち申し上げております。
スポーツは「する」・「みる」・「支える」の輪で成り立っている、といったことがよく言われます。
この言葉のとおり、カヌースポーツに様々なかかわり方をする方たちが、それぞれの楽しさや喜びを感じてもらえるよう、より豊かなスポーツへと発展させていくことが私たちの活動です。
そのためには、愛好者や競技者人口を保持・向上させていくとともに、カヌースポーツを応援してくださる皆様にとっての価値を高めることがとても大切です。
「日本のカヌーを、もっと前へ前へ。」という目的に向けて、私たちが最初に掲げた目標は、「2032年のオリンピックで金メダルを獲得する選手の輩出」です。
競技スポーツにおいて、勝利を目指すことや日々の成長を実感することは、何にも代えがたい経験となります。
とくに、オリンピックという世界最高峰の舞台で勝利をつかみ取るためには、選手本人はもちろん、指導者や関係者・応援をする皆様すべての力を結集させる必要があります。
また、オリンピックでの活躍は、競技の認知度や選手の知名度を飛躍的に高める機会となり、この1点を目指すことがカヌーの発展には欠かせないマイルストンと考えています。
この目標達成のため、コーチング事業を通じて選手や指導者の育成、教本や動画の制作、未来のアスリートたちに向けた大会開催を行っています。
また、広報事業やイベント事業は、アスリートたちを応援する人に、競技観戦の機会や競技に実際に触れる機会を創出し、「みる」・「支える」の輪を少しでも広げていきます。
カヌーを「する」というのにも、様々なやり方があります。
先ほどにあげたような競技カヌーに熱中するアスリートもいれば、レジャーカヌーを通じて水とふれあい、思い思いの時間を過ごす方も多くいます。
とくに、昨今のアウトドアブームやソーシャルディスタンスの確保というトレンドの中で、自然体験に足を運ぶ人が増えています。
カヌーホームでは、ご家庭でも気軽に保管ができ、休みの日に手軽に使用できるパックラフトという空気入れ式のレジャーカヌーの販売・レンタルを行っています。
スキーブームや登山ブームなど、時代に応じて様々なアウトドアレジャーが盛んになっています。
水資源にあふれる日本において、カヌーがそうしたレジャーの一つとして、老若男女楽しめるものになり、アスリートと愛好者の行き来がしやすい生涯スポーツになるようなライフスタイルの提案を行っていきます。
<活動概要>
2018年 皆様より寄付をいただき、取材・広報事業を中心に活動を行う
2019年 エルゴ選手権大会やカヌー教本の配信、大会のライブ動画中継を開始する
2020年 指導機会が増え、オンライン大会の開催やパックラフトの販売を始める
2021年 各種事業の継続・向上やオンラインの通年アカデミー開始、パックラフトのレンタルを始める
<主な事業・実績紹介>
コーチング事業
・カヌーエルゴ選手権大会の実施(2019年1月~)
・カヌースプリントハンドブックの発信(※全3シリーズ)(2019年5月~)
・福井工業大学体育会カヌー部の委託指導(2020年4月~)
・小学生ZOOMカヌー大会の開催(2020年10月)
・マスターズ選手向けの指導講習会(2020年11月)
・パラカヌーチームへの指導講習会(2020年12月)
・各地方での指導講習会(※静岡県、鳥取県など)(2020年12月~)
・オンラインアカデミー開講(2021年5月~)
・ラフティングチームへの指導講習会(2021年6月)
販売・レンタル事業
・パックラフトの販売(Amazon・自社ページ内)(2020年9月~)
・パックラフトのレンタル(Stores・自社ページ内)(2021年5月~)
イベント事業
・OCEAN CLASSIC開催委託実施(2020年10月)
広報事業
・カヌースプリント小説『君と漕ぐ』シリーズの監修(シリーズ2作目~)
・カヌー大会のライブ動画中継(2019年5月~)
・全日本カヌースプリント選手権大会への協賛と広報支援(2020年大会~)
<今後の取り組み>
イベント事業やコーチング事業を継続していく際に、SDGsにおける下記の観点での実践や啓蒙活動を盛り込んでいきます。
① 4質の高い教育をみんなに
…水辺の安全に関する知識の啓蒙活動
② 6安全な水とトイレを世界中に
…節水の実践や啓蒙活動
③ 13気候変動に具体的な対策を
…ペーパーレス化促進、大規模水害等発生に備える支援の輪構築
④ 14海の豊かさを守ろう
…大会・イベント時にクリーン活動実施
① 「4 質の高い教育をみんなに」
水辺で楽しい一日を過ごすためには、安全対策を十分に行う必要があります。
危険が多いからといって、水辺に一切近づかないようにするのではなく、起こりうる危険に対して十分な知識を持ち、対策を行うことで自然と付き合っていくことが大切です。
カヌーに実際に乗ることを通じて、机上の空論ではない経験と知恵を、身体で学ぶ場を作っていきます。
・カヌー体験イベントを通じ、実践的で身体性のある学びの場を作る
・安全を啓蒙する他団体との事業連携を行う
② 「6 安全な水とトイレを世界中に」
私たちが大会やイベントを行うということは、少なからず環境への負担をかけてしまう活動を伴いますが、その中でも、水資源の大切さを伝えていく必要があるため、下記の取り組みを行います。
・大会イベント実施時に、節水を促す
・大会イベント実施時に、水を汚さないこと・水資源を大切にする啓蒙活動を行う
③ 「13 気候変動に具体的な対策を」
限りある資源を必要最低限の使用で済むように行動を実践し、関係者にも促していきます。
また、今後起こりうる大規模水害などの自然災害の際に、カヌー施設やチームの復興サポートなどを迅速に行えるよう、支援の輪の構築を進めていきたいと考えています。
・大会イベント実施時に、プログラムや結果速報、領収書などのペーパーレス化を行う
・ホームページにこれまでの支援事例を掲載し、必要に応じて寄付等の窓口となる
④ 「14 海の豊かさを守ろう」
大会やイベント実施時には、来た時よりも美しくできるよう心掛け、開催地と継続的な活動を行っていける関係性を築いていきます。
・大会やイベント時にクリーン活動を行う
・環境負荷に配慮したメッセージ性のある記念品の配布を行う
スポーツは、皆様にとってどのような価値を持つでしょうか。
衣食住のように、生活に必要不可欠と感じる方もいれば、あまり接する機会がないと感じる方もいるかもしれません。
世界が未曽有の事態に陥った2020年には多くのスポーツ大会やイベントが中止・延期され、スポーツ活動は二の次という位置づけにおかれていたように思います。
もちろん、生命の安全を第一に、医療やエッセンシャルワークが最優先されることはとても重要です。
ただ、私たちは、そのような中でも、スポーツが人々にとって希望を与える存在であってほしいと願っています。
スポーツが1だけ人でできることではなく、「する」「みる」「支える」のすべての輪がそろうことで大きな価値や共感を生み、豊かさを提供する手段の1つと考えています。
身体を動かす喜びや高い目標に向かって成長する努力は、本人のかけがえのない経験になりますし、応援する人がいるからこそ目標に向かって頑張ることができたり、相互の心に熱狂や感謝を生みます。
また、カヌーは自然の中で行うスポーツとして、水にかかわる安全面や環境保護の面と切っても切り離せない活動です。
危険があるからといって水辺の活動から離れていくのではなく、適切な距離を保って付き合っていくことで、先人が築いてきた文化や歴史を未来へつなぎ、また新たな日本の自然のすばらしさやスポーツのすばらしさを発見してもらえるような啓蒙活動を行っていきたいと考えています。
生きていくために必要不可欠なものだけではなく、人々の心を豊かにし、社会を明るくするようなスポーツの価値や水辺との付き合い方を、カヌーを通して伝えていきたいと思っています。
このたびは、一般社団法人カヌーホームへのご支援をご検討いただき、ありがとうございます。
頂きましたご寄付は、カヌースポーツの普及・強化活動を通じた適切な教育啓蒙活動や事業実施に大切に使わせていただきます。
皆様からの暖かいご支援をお待ちしています。よろしくお願いいたします。