近畿
「ライブハウス」業務を主として行い、他にもCDレーベル・マネジメント・イベント制作・飲食店舗・他と多岐にわたり事業を展開しています。私達は音楽を通じ、その時々の時代の流行を取り入れ、発信し続け、それぞれの強みを持つグループ会社と共に、今後も更なる創造をしていきます。
新型コロナウイルス感染症拡大の初期、「ライブハウスからクラスターが発生した」というニュースにより、全国のライブハウスのイベントキャンセルが相次ぎ、営業を自粛、そして休業を余儀なくされる事態に追い込まれました。
私たち、関西圏に9つのライブハウスを持つアームエンタープライズ株式会社も例に漏れず、6月いっぱいまでは完全休業。
7月に入って収容人数を大幅に制限しながら徐々に営業を再開しはじめたものの、「密閉」「密集」「密接」という3密を代表する場所として世間のイメージが出来上がってしまい、音楽や文化活動は「不要不急」との見方が大半を占めていたため、ライブハウスの営業は大変苦しい状況が続いております。
そんな中、ライブハウスから羽ばたいていった多くのアーティストをはじめ、音楽ファン・ライブハウスファンの方々が声を大きくあげてくださり、音楽は文化的な生活のための必需品だ、との認識も世の中に出てまいりました。
我々はライブハウスを経営しておりますが、ライブハウスという「お店」の営業の他、各地域で夢みる若者たちの音楽活動・文化活動を支援し、共に成長していくというとても大切な事業を展開しております。
コロナ禍に於いて、身近に音楽ライブに触れにくくなった今、「ミュージシャンになりたい!」「音楽イベントを支えるスタッフになりたい!」という夢を叶えること、いや、そんな夢を見ることさえも難しくなってしまうことを懸念しております。
未来のロックスター・シンガーソングライター・ミュージシャン・音響照明舞台スタッフやアーティストマネージャーなど、若者を支援する我々ライブハウスの活動を支えるため、どうかご支援賜りますようよろしくお願いいたします。
始まりは小さなロック喫茶からでした。
1975年 大阪市北区に「ザ バーボンハウス」のライブハウス運営プロデュースを皮切りに小規模から大規模のライブハウスを設立してまいりました。
心斎橋BIGCATを筆頭に、大阪にはOSAKA MUSE / ESAKA MUSE / Music Club JANUS / ROCKTOWN / LIVE SQUARE 2nd LINE / MUSE BOX、そして京都にKYOTO MUSE、神戸にVARIT.を構え、それぞれのキャパシティ、地域性、そして何よりその根城を守るスタッフの独自の考えによって、特色あるライブハウス運営をしています。
アームエンタープライズ株式会社45年の歴史の中、テレビやラジオなどのメディアや音楽出版との関係性の中で数多くのメジャーアーティストを産み出し、送り出して来ました。
インターネットの出現以降、新人の発掘にも力を入れ始め、東京などの音楽事務所やレーベルとも協力し合いながら「関西発」のアーティストの育成も活発に行なってきました。
十代の若者が活躍できる場として始まったイベント「十代白書」は今や新人発掘の登竜門となり、大阪城野外音楽堂で毎年大々的に開催される「KANSAI LOVERS」への出演や、レコーディング、音源リリース、日々のライブハウス出演などを通じて、信頼関係を構築し、その音楽を世の中にリリースしています。
エネルギーファンディングでのご支援は、ライブハウスから羽ばたいていく若者の発掘や育成に使用させていただきたく考えています。各ライブハウスの特徴を活かし、ミュージシャンやアーティストを夢見る地域の若者を発掘し、音源や映像などの作品制作、ライブハウスへの出演などを通じた育成、各アーティストの特徴に適したメディア戦略、メジャーデビューへのアプローチなど、私たちのノウハウを最大限使った事業展開の費用とさせていただきたく存じます。
インターネットによって益々小さくなる世界。
現代の若者たちはそれを当然のように受け止め、彼ら世代であるからこその悩みを抱えながらも精一杯、「自分であること」を模索している姿を、私たちはいつも目の当たりにしています。
彼らの音楽表現が世の中の多くの人々の勇気となり、喜びとなり、目覚めとなることは、私たちライブハウスを運営する者の夢でもあります。小さな地方のライブハウスの扉を開いた瞬間から、彼らの世界へ通ずる物語は始まります。無限の可能性があるからこそ世の中に通用することそのものが難しくなっていることも事実として受け止め、だからこそ彼らと共に歩んでいきたいという想いは強く募ります。
コロナ禍で世界中が大変苦しい現状ではありますが、未来を震わせるような才能の発掘に、どうかご支援くださいますようお願いいたします。
「イベントは不要不急」と言われた時、怒りを通り越して、突然の寂しさが私たちを襲いました。
「まだまだこれから」「明日からも頑張ろう」など、日々の活力を存分に享受してきたからこそ、私たちはライブハウスのスタッフとして生計を立て、アーティストの活動に寄り添うように裏方のスペシャリストを目指し、日々生きています。
有名になることが出来るアーティストもいれば、無名のまま音楽を辞めていく者もたくさんいます。プロのアーティストになることのみが正しい道だと言うつもりもありませんが、せめて目の前の私たちライブハウススタッフを感動させる若者がここにいるならば、少しでも多くの方々の耳にその音楽を届けたいと思うのです。
ぜひ皆様のお力をお借りし、そんな可能性を少しで広げることができれば幸いです。