近畿
福井県若狭町熊川宿にある築150年の古民家をリノベーションし、2019年4月に陶芸工房「若州窯」がオープンしました。ゆったりとした時間が流れる宿場町の中で、人や食卓に寄り添い、豊かで穏やかな気持ちになれるような食器を作りたいと思い、日々粘土をコネコネしております。
福井県若狭町熊川宿にある築150年の古民家をリノベーションし、2019年4月に陶芸工房「若州窯」がオープンしました。ゆったりとした時間が流れる宿場町の中で、人や食卓に寄り添い、豊かで穏やかな気持ちになれるような食器を作りたいと思い、日々粘土をコネコネしております。
自然から頂いた素材を大切に、うつわの個性を楽しみながら「美味しいお野菜を盛り付けたいな」「毎日使って頂けるうつわがいいな」と思い、ひとつひとつ手作りしています。しっとりと手に馴染み、こころがよろこぶうつわでありますように。また、若州窯の販売スペースを利用し、若狭の様々な工芸を皆様にご紹介しております。
若狭の自然から生まれ、職人が大切に育ててきた工芸品を、現代の暮らしの中で身近に使って頂けるようにと考えながら、様々なご提案をしております。
私は、京都の山間部で育ち、小さいころから「何かものづくりをして生きていけたらいいなぁ」と思っていました。美術専門の高校で染織を学び、20歳で陶芸に出会いました。粘土遊びからうつわ作りまで、陶芸の魅力を肌で感じ、一生の仕事としてやっていきたいと思うようになりました。
18年間ほど、町の陶芸館に勤務し、陶芸体験のお世話や、陶器の製造販売をして参りました。もっと活動の幅を広げたいと考えるようになり、独立する決心を致しましたところ、様々なご縁を頂き、若狭町熊川宿で自身の陶芸工房を立ち上げることができました。築150年の古民家を、たくさんの方々の手をお借りして、皆様が気軽に立ち寄って頂けるスペースにリノベーションできましたこと、本当に感謝しております。
古い町並みを大切にし、そこに暮らす人々との何気ない会話を楽しみ、「あぁ今日も良い一日を過ごさせて頂いた」と夕方を迎える…
そんな日々の大切さを感じ、これから100年後もずっと、この町並みを大切に残していければと思っています。
若州窯では、オリジナルの陶磁器の制作販売・若狭地方の工芸品のご紹介・陶芸体験などを行っております。特に、古民家の落ち着いた雰囲気の中での作陶体験、絵付け体験は、特別な時間の過ごし方ではないでしょうか。
ゆったりと、粘土の感触や、自分の感性と向き合うことができるひとときを楽しんで頂きたいです。初めて陶芸をされる方にも、丁寧にお教えするように心掛けております。お気軽にお越しください。