近畿
不登校・苦登校支援として、訪問支援事業とフリースクール事業を行っています。
特定非営利活動法人レイパスは、大阪府で、不登校・苦登校支援として、訪問支援事業とフリースクール事業を行っています。
訪問支援事業では、家庭での学習をサポートする家庭教師や、本人と親御さんのケアをするカウンセラーを派遣しています。
フリースクールは、「学校は合わない、でもきちんと勉強はしたい」「自分の興味のあることを自分のペースで学びたい」といった不登校・苦登校の子どもたちの声をうけて開設しました。
教員免許保有者が一人ひとりに学習指導計画を作成。
その計画に基づき、塾講師・家庭教師として実績十分のスタッフが、子どもたちの学び方で教えます。
もちろん、他の子どもたちとの交流や遊びの時間も大事にしています!
・学習領域:学校の勉強、受験勉強、好きなこと探究など、プログラミング・IT・PC操作など、モノガタリ学習(マンガ、映画、小説など)
・対象:小学校1年生~18歳程度
※原則、switchやスマホなどを使うゲームはしません
令和2年11月の開校以来、計10名以上の子どもたちがレイパスで目標を定めて学習したり、学校復帰をしたりしています。
①代表郷原の経験
私(郷原)は、中学2年の時、学校でいじめに遭いました。
相談した先生からは、「郷原だけが苦しんでいるわけではない、いじめている彼らにも苦しい思いがある。
だから我慢しなさい」と言われました。
いじめられることは、情けなく恥ずかしいことだと思っていたため、親に相談することはできませんでした。
また、中高6年間、学校の教室という場に居心地の悪さを感じていました。
発言力のある陽キャラとそうでない陰キャラに分類され、クラスの中心的人物の機嫌を取りながら生活するクラスメイト達…。
学習の内容・ペースはすべて学校に決められていた…。今振り返ると、二度と戻りたくない不自由な日々でした。
また、私は行政書士として、いじめ防止や不登校支援に関わってきました。
保護者の思いを法的根拠とともに文書にして学校へ改善要求しますが、私が関わった学校では誠実な対応を得られませんでした。
もちろん、すべての学校に問題があるわけではありません。
むしろ、レイパスの周りには、子どもたちのために一生懸命働いている学校・先生がたくさんいらっしゃいます。
しかし私としては、なすべきことは学校を良くすることではなく、社会教育の場を整えることだと考えました。
そして、フリースクールの開校を決意しました。※社会教育:家庭・学校以外の場での教育
②不登校・苦登校について
現在、日本には18万人をこえる不登校の子どもがいるとされています。
大阪府だけでも1万人を超える子どもたちが学校にいけていません。
もはや、不登校は誰の身にも起こりうることで、特殊な事象ではないのです。
2016年に成立した教育機会確保法では、学校復帰だけが目標ではないこと及び学校以外の教育の場も重要であることが確認されました。
また、法の趣旨を受け、文部科学省が新たな通達を出しました。
その結果、不登校の児童生徒がフリースクールに通学した場合、もともといた学校(原籍校)において出席扱い・卒業を認められやすくなりました(校長の裁量)。
今後も、既存の学校教育以外の社会教育の重要性は増していきます。
さらに、近年問題となっているのが、“苦登校”です。学校にいくのは苦しい・嫌だ、でも学校を休みづらく登校している…そんな子どもたちの様子を表す言葉です。
日本財団の調査によると、苦登校の数は不登校の3倍にのぼります。
つまり、約50万人の子どもが苦登校の状況にあるということです。
レイパスは、教育基本法の趣旨に則り、すべての子どもたちが、人格を磨き、豊かな人生を送るための教育を受けられる社会を実現することを使命としています。
その軸として、大阪府で以下のようなコンセプトのフリースクール「レイパス」を運営しています。
①安心できる居場所
レイパスでは、無条件かつ肯定的に子どもたちを受け入れます。性別や年齢、国籍の枠組みを超えて、広く誰もが学べる場です。
最低条件として、からかいや無視、暴力といったいじめ、その他の人権侵害をなくします。
そのため、未然防止・対処・再発防止を徹底します。
そのうえでレイパスに関わる全ての人が子どもたちを温かく受け入れることで、「私はここにいていいんだ」と子どもたちが安心できる場。
これはレイパスの学習の土台にもなります。
②まっすぐ学べる場
レイパス(RAYPASS)という名前は、私たちの理念を表しています。Realize your potential as it is by sincerityからRAYPASSと名付けました。
レイパスは、子どもたちの好奇心がそのまま才能であり、可能性であると考えています。
レイパスでは、①知識・技能②思考力・判断力・表現力③学びに向かう姿勢等を念頭に、一人ひとりに合わせた学習を実施しています。
学習範囲は、いわゆる算国理社や英数国社理にとわられず、子ども自身が学びたいことをすべて学習対象としています。
一人ひとりが、「好き」「面白い」「もっと知りたい」と感じることをまっすぐ学習します。
③自立・夢につながる学習
このような学習こそが、子どもたちの自立につながります。高い集中力で物事に取り組む力は、受験勉強でもその先の仕事でも必要とされます。
また、学習を進める中で、子どもたちは自分の人生のテーマと出会います。子どもたちは進学でも就職でも、自分で目的を決めて主体的に決断します。
一方で、今学びたいことがない子どもたちには、将来の選択肢を広げるために学校の勉強をおすすめしています。
やりたいことが見つかったときに、進学や資格取得できるベースの学力があることは優位に働きます。
レイパスでは学校と密接に連携し、出席扱いや成績反映で不利を軽減できるように努めています。
自分に合った学校への進学、私立の学校への転校、進学校への進学、通信高校への進学、専門学校への進学、大学受験、資格取得、就職、起業など、人生を左右する場面で「勉強できないこと」が夢の妨げにならないように、レイパスは学習を最大限サポートします。
こちらでいただいた寄付は、レイパスの日常の運転資金に充てさせていただきます。
助成金や補助金は用途の制限がありますし、一般的なクラウドファンディングで集めた寄付は一時的なものが多いです。
その点、こちらのエネルギーファンディングは毎月継続した寄付が見込め、また用途の制限もかかりません。
子どもたちの居場所を継続していくうえで、大変ありがたい存在なのです。
なお、レイパスは以下のような活動予算(令和3年)で運営しています。
貴重な支援は、レイパスの運営に必要な寄付225万円の一部となります。
令和3年(第2期)レイパス活動予算(概数)
○収入
・会費:15万
・寄付:225万
・ボランティア:97万(支出と相殺)
・助成金:60万
・事業収入:491万
合計888万
○支出
・人件費:635万
・ボランティア:97万(収入と相殺)
・家賃:135万
・広告宣伝:13万
・その他:46万
合計926万
・レイパスの不登校観
日本の学校教育は、能力の高い・勤勉な労働者を育ててきました。
そして、その人たちが日本の経済・社会を支えています。
日本ではあまり強調されませんが、世界では、日本の教育は成功例として注目されています。
一方で、学校教育にはその特徴ゆえに以下の3つの課題があると考えました。
①自分の頭で考えられない
学校教育では与える教育がメインストリームです。
与える教育には、効率的に知識を伝達できるというメリットはありますが、自分の頭で考える習慣が身に付きづらいというデメリットもあります。
②学習意欲の低下
周りと比べる教育の結果、切磋琢磨し向上心を持って勉強できる子どもも多くいます。
一方で、一度つまずくと、成績が下がる→やる気低下→勉強しない→わからない→成績が下がる→やる気低下…という悪循環に陥ってしまいます。
③少数者・特徴のある子の排除
そもそも“ヒト”には、異質者を排除して群れの団結力を高める本能があります。
この本能が、特に学校や会社といった閉鎖空間で働きやすく、いじめという形で問題となります。
以上見てきたように、学校教育には課題があります。
そしてそれが、不登校・苦登校の原因の1つになっているとレイパスは捉えています。
つまり、不登校・苦登校の原因は、決して、本人にはありません。
そして、お母さん・お父さんにもありません。
さらに、学校の先生にもないのです。学校教育が合わなかっただけなのです。
レイパスは上記想いから、以下の変革を起こします。
①不登校のイメージ変革
大人でも就職先を選ぶ際に、世間体を気にします。
思春期の子どもたちであればなおさらです。
不登校となり、フリースクールに通うことに対して劣等感を覚える子どもたちもいます(そして親もそう思うことが多々あります)。
「フリースクールに通えばいよいよ本当の不登校になってしまう」「不登校はみじめで、カッコ悪い」「フリースクールは学校よりもレベルが低い」といった声も聞かれます。
子どもたちが、不登校をそのように感じてはなりません。
信頼のおけるきちんとした組織で運営され、また、子どもたちが通っていることを誇りに思えるようなフリースクールにしなければなりません。
②誰一人取り残さない社会教育
私たちが捉えた学校教育の課題は、当然、教育現場でも把握されており、対応も進んでいます。
しかしながら、一人ひとりの子どもたちと向き合うには、学校という組織はやや大きすぎるのです。
学校の課題を一身に背負った子どもたちには、別の居場所が必要です。
それが学校教育と両立しうる社会教育の役割です。
「怠けているだけだ」「それくらいみんな我慢している」など、不登校・苦登校の子どもたちに対して、批判的な声もあります。
しかし、私たちは永い人類の歴史から見れば、極めて特殊な場である“学校教育”に合わなかっただけだと考えます。
―本来、学校というのは、平均的な青年にとって十分な意味を持っている。
もともと教育という公設機関は、少年や青年というものの平均像を -あくまでもそれを- 基準とし、一定の課程を強制することによって彼らの平均的成長を期待しうるものとして、そのような想定のもとに設置され、運営されている。
自然、平凡な学生の成長にとっては学校ほど -どのような学校にせよ- 有意義な存在はないかもしれないが、精神と智能の活動の異常に活発すぎる青年 -天才といっていい- にとっては、この平均化された教授内容や教育的雰囲気というものほど、多くの場合、有害なものはないかもしれない―
『世に棲む日日』司馬遼太郎
繰り返しになりますが、不登校・苦登校の原因は、決して、本人にはありません。
学校教育が合わなかっただけなのです。
学校教育が合わないのであれば、一人ひとりと向き合う社会教育があればいいのです。
そして、その下で、子どもたちはその才能を大きく伸ばす。
レイパスはそんな社会教育を提供します。
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支援いただいた方には、御礼メッセージ送付のほか、定期手に情報発信をします。さらにLINEグループへの招待(希望者のみ)も致します。
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