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ウォーターエイドは、1981年にイギリスで設立され、約40年間にわたって、水・衛生分野に特化して活動してきた国際NGOです。2021年現在、世界34か国に拠点を置き、アジア、アフリカ、中南米など計26か国で水・衛生プロジェクトを実施しています。
ウォーターエイドは、1981年にイギリスで設立され、約40年間にわたって、水・衛生分野に特化して活動してきた国際NGOです。
2021年現在、世界34か国に拠点を置き、アジア、アフリカ、中南米など計26か国で水・衛生プロジェクトを実施しています。
水・衛生分野の専門性を活かし、各国の貧困層や取り残されがちな人々が清潔な水を利用し、手洗い等の衛生習慣を実践することができるよう、現地に最も適した解決策を実行しています。
世界では10人に1人、約7億7,100万人の人々が、清潔な水を利用できません。
また、17億人が、トイレのない生活を送っています。
1日約800人の5歳以下の子供たちがこうした水・トイレの問題が原因で引き起こされる下痢によって命を落としています。
清潔な水を得ることができない人々は、衛生的ではない池や川の水を使わざるをえません。
人々は頻繁に下痢などの病気にかかり、大人は十分に仕事をすることができず、子供たちは毎日学校に通うことができません。
適切に管理された清潔なトイレがない地域に暮らす人々は、下痢や感染症などの危険にさらされ、プライバシーも人間としての尊厳もない状態で排せつせざるをえません。
排せつ物が野外に捨てられる地域では、病気の感染も早く、水も汚染されてしまいます。
女性は日が暮れるのを待って、茂みや人目につかない場所に用を足しに行かなければならないことも多く、そうした場所で襲われたり暴行される危険もあります。
2020年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大によって、手洗いの重要性が再認識されています。
こまめな手洗いは、病気の蔓延を防ぐために最も効果的な方法の一つです。
しかし、世界では30億人の人々が、自宅で、石けんと水を使って手洗いすることができません。
ウォーターエイドは、2030年までにすべての人がすべての場所で清潔な水とトイレを使うことができる世界を目指し、水・衛生プロジェクトを実施しています。
清潔な水があれば、人々はより健康になり、水を使って作物を育てたり、ビジネスを始めたりすることもできます。
子供たちは、水くみの負担から解放され、毎日学校に通い、集中して勉強することが可能になります。