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TABLE FOR TWO(TFT)は、世界規模で起きている飢餓と飽食という食の不均衡を解消し、 開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動しています。
“TABLE FOR TWO”を直訳すると「二人のための食卓」。
先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが食事を分かち合うというコンセプトです。
世界の約75億人のうち、約10億人が飢餓や栄養失調の問題で苦しむ一方で、20億人近くが肥満など食に起因する生活習慣病をかかえています。
TABLE FOR TWO(TFT)は、世界規模で起きているこの食の不均衡を解消し、 開発途上国と先進国双方の人々の健康を同時に改善することをミッションに活動しています。
具体的には、先進国で1食とるごとに 開発途上国に1食が贈られるTABLE FOR TWO(=TFT)プログラムを推進しています。
肥満や生活習慣病予防のためにカロリーを抑えた定食や食品をご購入いただくと、1食につき20円の寄付金が、TFTを通じて開発途上国の子どもの学校給食になります。
20円というのは、開発途上国の給食1食分の金額です。
先進国で1食とるごとに開発途上国に1食が贈られるという仕組みです。
2007年 TABLE FOR TWO International 東京にて設立。
2008年 企業の社員食堂にて、TFTプログラムが本格スタート。
2010年 アメリカでTFT-USA発足。寄付食数1,000万食突破。
2011年 社員食堂・レストランがメインだったTFTの舞台が家庭に拡大。
社食の人気TFTメニューを集めたレシピ本や、寄付つき絵本などを出版。
2014年 カロリーオフセットプログラムが開始。
新しい寄付の仕組みによって、TFTは食事だけでなく
スポーツ分野にも展開。
2015年 個人が気軽に参加できる「おにぎりアクション」を初開催。
ミラノ万博の展示でTFTが紹介される。
2017年 創立10周年。おにぎりアクションが、
『マーケティング3.0アワード』大賞を受賞し、海外でも評価される。
ドイツ法人設立、アメリカでの食育プログラムの開始など、
海外展開も加速。寄付食数3,000万食突破。
2018年 おにぎりアクションが、オンラインでの参加から、
全国各地の店頭イベントでの参加にも広がりを見せた年。
東アフリカでの支援プログラムが拡大。寄付食数5,000万食突破。
2019年 TABLE FOR TWOが『保健文化賞』を受賞。
おにぎりアクションが、『ジャパンSDGsアワード外務大臣賞』を受賞。
寄付食数7,000万食突破。
2021年 寄付食数8,000万食突破。
・TFTプログラム
社員食堂や店舗で対象となるTFTヘルシーメニューを購入すると、代金の内開発途上国の給食1食分の金額にあたる20円が寄付となり、飢えに苦しむ子どもに給食1食分をプレゼントできる、というのが基本の仕組みです。
気軽に社会貢献ができ、同時に私たちも健康になれる一石二鳥のプログラムとして、社員・学生食堂の他、レストラン、自動販売機、小売商品など、様々な形で広がっています。
・おにぎりアクション
10月16日の世界食料デーに合わせて開催している「おにぎりアクション」は、 おにぎりにまつわる写真を撮影し特設サイトに投稿、またはハッシュタグ「#OnigiriAction」をつけてSNSに投稿すると、アフリカ・アジアの子どもたちに学校給食が届くキャンペーンです。
2015年から始まったおにぎりアクションは、これまでに累計265万人が参加し、おにぎり写真100万枚で合計540万食の学校給食となりました。(2021年5月時点)
・身体を動かしてTABLE FOR TWO
健康づくりのためには、健康的な食生活に加えて、適度な運動も欠かせません。
そこでTFTでは、スポーツチームやフィットネスジム、スポーツ関連のイベン ト・サービスにおいて、「身体を動かしながら健康になって、開発途上国にも支援を届ける」取り組みを推進しています。
・海外での取り組み
アメリカでは、レストランやオフィスで、TFT寄付つきメニュー・商品が提供されています。 また、日本の食文化を取り入れた食育プログラム「Wa-shokuiku (和食育)」 が全米各地に広がっています。
また、TFTは2017年にドイツで非営利法人を設立し、寄付を募るとともに、「おにぎりアクション」への参加を呼びかけ、啓発活動に取り組んでいます。
・支援プログラム
TFTでは、東アフリカに位置するウガンダ、ルワンダ、タンザニア、ケニアと東南アジアのフィリピンの5か国で、学校給食プログラムと菜園・農業生産性向上プログラムの支援を行っています。
学校給食プログラムでは、できる限りその土地で採れる食材を用い、子どもたちがより多くの栄養を摂取できるように配慮しています。
1日1食の給食は、学校に通うきっかけになります。菜園・農業生産性向上プログラムでは、農業生産性向上のための指導を実施し、子どもたちや農家の知識向上に努め、いずれは学校・家庭で必要な食料を自ら賄えるようになることを目指しています。
皆様からの支援金は、アフリカ・アジアの子どもたちに学校給食を届けるのに使わせていただきます。
学校給食の原材料費に加えて、両親への給食運営の指導トレーニングを行う管理者の人件費、給食を作るのに必要な調理器具の購入や運搬にかかる費用、モニタリング費用など、給食事業を運営するために必要となる費用にも使用させていただきます。
学校給食プログラム費用の詳しい内訳につきましては弊法人ホームページよりご覧いただけます。
TFTは2007年の創設以来、日本発の社会事業として、開発途上国における貧困や飢餓の撲滅、子どもたちへの教育機会の提供、さらには先進国における過食、肥満の解消などの取り組みを行なってまいりました。 2020年は新型コロナウィルス感染症が猛威を振るい、世界中が未曾有の危機に陥りました。 TFTにとっても創業以来最も厳しい1年となりました。日頃我々の活動を支えてくださっている多くの社員食堂が休眠となり、飲食店は外出自粛や時短営業などの影響から厳しい経営を強いられることとなりました。また支援先のアフリカでは、学校閉鎖のため子ども達にとって唯一の栄養食である給食 を出せない時期が続きました。普段から衛生状況があまり良くない地域だけに、感染症のリスクを考えると胸が痛みました。
このような厳しい状況の中にありながら、皆さまからの格別のご支援をいただき、今年度は550万食の学校給食をアフリカ・アジアの子どもたちに届けることができました。事務局を代表して心より御礼を申し上げます。
昨年は我々が当たり前と捉えがちな「健康」について、改めて考えさせられる1年だったのではと思います。世界はしばらくこのような混沌とした状況が続くかもしれませんが、TFTは世界の食の不均衡の解決と健康の推進という自分たちの原点に立ち返 り、コロナ渦でもやれること、できることにフォーカスしていくつもりです。世界は1つの食堂であり、地球上全ての人々が平和に健康に暮らしていける未来を目指して前進します。引き続き温かいサポートをいただけますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2021年4月 小暮真久
TFTの活動に興味を持ってくださりありがとうございます。
私たちは飢餓と飽食という食の不均衡を解消することをミッションに活動しています。
再生可能エネルギーと食の不均衡、あまり関連がないように思われますが、地球温暖化による気候変動は食料危機に直結する問題であり、私たちの活動とも密接に関わっています。
食料危機が起きたとき一番に被害を受けるのは、私たちが今まさに支援を行っているような弱い立場に置かれている人々です。
皆さんが地球を思いやり再生可能エネルギーを選ぶとき、アフリカ・アジアの子どもたちの笑顔にも少しだけ想いを馳せ、ご支援くださるととてもうれしく思います。
一食でも多く学校給食を届けるために、皆さまのお力添えをお願いいたします。