全国
私たちは、災害弱者と呼ばれる要配慮者(高齢者・障がい者・妊婦・子ども・生活困窮者・外国人など)を中心に被災者の生活を守るための災害救援活動を行なっています。情報を得ることが難しい要配慮者は、置き去りにされがちです。私たちは災害発生時に社会福祉協議会と連携を取りながら、取り残される方のないように継続的な支援活動を行なっています。
「NPO法人災害救援レスキューアシスト」の被災地救援活動のためのご支援をよろしくお願いいたします
NPO法人災害救援レスキューアシストは災害弱者と呼ばれる要配慮者(高齢者・障がい者・妊婦・子ども・生活困窮者・外国人など)を中心に被災者の生活を守るための災害救援活動を行なっています。情報を得ることが難しい要配慮者は、置き去りにされがちです。私たちは災害発生時に社会福祉協議会と連携を取りながら、取り残される方のないように継続的な支援活動を行なっています。
近年、甚大化し多発する災害に対し、一般ボランティアが行うことのできない「プロボノ」と呼ばれる技術的な作業を中心に、被災地支援活動を行なっています。また、平常時には防災や減災、技術的な講習会などを行い、災害に備える活動も行っています。
皆さまからの温かいご支援をお待ちしております。
きっかけは2011年3月11日、東日本大震災でした。
それまでボランティア活動とは無縁の生活を送っていたNPO法人災害救援レスキューアシストの代表、中島武志こと「たけちゃんマン」は、テレビの画面から流れてくる子供たちに心を動かされ、車に積めるだけの支援物資を詰め込み東北に向かいました。到着した石巻市で災害ボランティアとしての一歩を踏み出します。
その後、何度も挫折を繰り返しながら日本各地の被災地で多くの災害救援活動に参加し、様々な方と出会いました。その中で、「要配慮者」とされる高齢者、障がい者、妊婦、子供、生活困窮者、外国人などへの支援が阪神・淡路大震災当時からほとんど変わっていないことを知り、もどかしい思いをしてきました。
そして、要配慮者への災害支援を行うプロフェッショナルになろうと決意し、2016年2月に任意団体を設立し代表に就任しました。4月に活動を開始直後に熊本地震が発生、2年間を熊本の支援活動に費やし、その活動の中で多くの仲間と出会いつながりを深めたことで「レスキューアシスト」は大きく成長しました。
2019年7月に「特定非営利活動法人(NPO法人)災害救援レスキューアシスト」として法人化を行い、代表理事に就任しました。熊本地震以降も毎年のように大きな災害は発生し、日本全国で要配慮者を中心とした支援活動を行なっています。
≪任意団体 活動実績≫
2016年 ・熊本地震(2018年3月まで2年間)
・台風16号災害(鹿児島県垂水市)
2017年 ・7月九州北部豪雨(福岡県)
2018年 ・大阪北部地震(2019年7月まで活動)
・台風21号災害(大阪府)
・7月豪雨災害(岡山県真備町・愛媛県西予市)
≪NPO法人設立後 活動実績≫
2019年 ・8月豪雨災害(佐賀県大町町)
・台風15号・台風19号災害(千葉県鴨川市)
2020年 ・7月豪雨災害(熊本県八代市・人吉市)
2021年 ・福島県沖地震(福島県新地町)
・牧之原市竜巻災害(静岡県牧之原市)
・7月豪雨災害(熱海市土石流災害・静岡県富士市)
・8月豪雨災害(佐賀県佐賀市・大町町)
プロボノ系技術支援として
・屋根のブルーシート張り・倒木伐採・ブロック塀の撤去・重機を利用した活動
・水害時の床はがしや壁はがし・床下の泥出しなど
・安全管理・技術指導
コーディネーターとして
・自治体行政・社会福祉協議会へのアドバイスや災害ボランティアセンターの運営サポート
・行政・社会福祉協議会・連携団体や支援団体の情報をもとに必要な支援を必要なところへコーディネイト
講習会・講演会活動
・プロボノ団体として安全管理や技術の講習、実践的なOJT講習会など
・一般の方々に被災地での経験を講演することで減災や防災につなげる
被災地の支援活動は、皆さまからのご支援で成り立っています。助成金なども利用していますが、すべての活動を網羅することができません。長期に渡り被災地で活動を行なっていくために、様々な内容に使わせていただきたいと考えています。
・被災地支援に掛かる活動費
(拠点運営費、人件費、謝金、交通費、資機材費、消耗品費、通信費、光熱費、食費など)
・スタッフやボランティアの安全を守るための費用
(NPO保険、活動車の保険・修理点検・車検・維持費など、熱中症・防寒対策、安全管理訓練など)
・被災地支援がスムーズに行えるよう、後方支援のための費用
(事務所運営費、事務スタッフ人件費など)
皆様からの温かいご支援が、被災地でお困りの方の力になります。どうぞよろしくお願いいたします。
災害時に取り残される要配慮者
要配慮者とは「高齢者、障がい者、妊婦、子供、生活困窮者、外国人など」を指し、「災害弱者」と呼ばれています。
・高齢のため避難が難しい
・赤ちゃんや病人、障がい者を抱え周囲に気を遣う
・スマートフォンやパソコンがなく、情報が届かない
・生活に余裕がなく、修理をすることができない
など様々な難しい状況を抱えておられ、声を上げることができず、我慢強い方も多いために取り残される方が多くみられます。被災家屋の修理も進まず、健康被害や精神的なダメージにつながることになります。
災害救援レスキューアシストでは、そのような要配慮者の被災者を中心に、一般ボランティアでは活動の難しい「プロボノ」と呼ばれる技術的な活動を行なっています。地震や台風の際の屋根のブルーシート張りや、水害にあった被災家屋の床下の作業、チェーンソーでの倒木伐採、倒壊ブロック塀の撤去、そして重機を利用した瓦礫や土砂の撤去などです。これらは全て、被災者の生活を守るための救援活動となります。
なぜプロボノ支援が必要なのか
台風や地震被害での「一部損壊」は、そのほとんどが屋根の被害になります。例えば大阪北部地震(平成30年)の場合、大阪府全域で57,586件の一部損壊家屋が報告されています。このほとんどが屋根の被害であり、業者に依頼しても修理に取り掛かるまでに数か月から1年以上待つという状況でした。必然的に家を守るために、被災者が自ら屋根に上りブルーシートで応急処置を行なうことになりましたが、落下事故も多くみられました。自分たちでブルーシートを張ることができない要配慮者は、結果的に取り残されてしまうことになったのです。
雨漏りの始まった屋根は天井を腐らせ次第に居住部分に侵食していきます。カビが蔓延し健康被害や精神的なダメージを与えます。屋根の修理は高額になるため、業者に依頼せずに我慢をしている要配慮者も多くおられます。
雨漏りの防止だけではなく、通学路などの倒れそうなブロック塀の撤去、水害の浸水被害から発生するカビから生活を守ることなど、すべては被災者の困りごとを取り除き、安心して生活をしていただくための活動です。
ご支援くださる皆様方へ
いつも多くの方々に大きな力をいただきながら、被災地での活動を行なっています。 私たちは要配慮者の方を中心に被災者の方が取り残されることの無いように、様々なアンテナを張りめぐらせ活動を行ない、また私たちが被災地を離れた後もケアをしてくださる地元の方々を育てながら活動を行なっています。ありがたいことに災害支援チームが各地で芽吹いてきました。これも皆様からの大きなご支援のおかげだと感じています。本当にありがとうございます。皆様からのご支援は大切に利用させていただきます。 是非、ホームページなどをご覧いただき活動を見守っていただければ大変うれしく思います。