近畿
2017年、サンタさんの格好で楽しむイベントの参加費の一部がクリスマスに入院している子ども達のプレゼントになる「大阪グレートサンタラン」のチャリティチームから誕生。
1人でも多くの方々に、クリスマスだけでなく一年を通じてサンタクロースとして活躍できる、楽しい、ワクワクする機会を創り出していきます。
NPO法人プロジェクトサンタは、Osaka Great Santa Run【大阪グレートサンタラン:https://www.santa-run.com/】のチャリティチームから、2017年に誕生しました。
クリスマスだけでなく一年を通じてサンタクロースが活動していく機会を増やしたい、そしてその活動は 大阪グレートサンタランでも大事にしてきたように、楽しく、優しく、そしてわかりやすいものにしたい。「楽しくチャリティ!」をテーマに、既成概念に捉われることなく多様な活動の形を考えています。
日本人にとってチャリティは少しハードルが高かったり、お堅いイメージがある人も多いようです。
しかし実はそんなに難しいことではなく、頑張っている人を応援する気持ちを表現することだと思っています。
チャリティや寄付は何かを我慢して行うことだけではなく、時にワクワクドキドキ楽しみながら、気軽に行えることであってほしい。
頑張っている人達に、ほっこりしたり、優しい気持ちをわかりやすく届けたい。
これらは長く継続していく為の大事な要素だと思っています。
どんなに良い活動でも、楽しく、そしてわかりやすくなければ、継続は難しい。
プロジェクトサンタの活動だったら、楽しそうだから参加したい、私にも何かできそう、そう思ってもらえる活動を沢山作り、優しい気持ちを、ワクワクとドキドキと一緒に届ける。
優しく、ワクワクドキドキを届けてくれる存在といえばサンタクロース。
NPO法人プロジェクトサンタでは、サンタさんを増やす活動を行っていきます。
■2017年
Osaka Great Santa Run【大阪グレートサンタラン:https://www.santa-run.com/】のチャリティチームから誕生
前身である大阪グレートサンタラン【2009年スタート:以下、サンタラン】は、サンタの衣装を身にまとい、会場である大阪城公園の周りをご家族で、お友達と、職場の仲間で、ペットも一緒に!とご参加される方々のお好きな形で走ったり、歩いたりと楽しんで頂くイベントです。
その参加費の一部を、クリスマスの時期に病院にいる子どもたちのクリスマスプレゼントとしてお届けしてきました。
病院にプレゼントを届ける中、入院している子ども達やご家族の様子を垣間見、お話を聞きするうちに、ご家族の環境にも思いを馳せるようになりました。
そして治療に当たっていらっしゃるお医者さま、看護師さんとのやり取りから、そうした子どもたちやご家族を、クリスマスに限らず、もっと幅広く、いつでも応援することがしたい!と考え始めました。
まず・・・。
サンタランのチャリティ活動と並行しながら最初に取り組んだのは、看護をしているご家族のためのリラックスタイム「ティータイムプロジェクト」。
病院のお部屋をお借りし、そこでコーヒーやさんと一緒にお飲み物とお菓子を提供、時にはマッサージ機器を設置、病室で待つお子さまにちょっとしたお土産をご用意しました。
短い間であっても、ホッとする時間が取れることで元気が出ます!という感想をたくさん頂戴しました。
そして・・・。
毎日の治療で応援できることはないだろうかと考えていた時、
サンタランのチャリティでも最初に相談した小児科の先生の話がヒントとなり生まれたのが「ガチャガチャプロジェクト」です。
*サンタランのチャリティで一部先行スタート
毎日病院にいる、あるいは通い、注射はもちろん繰り返される検査と治療に向かい合う子どもたち、そして治療を促すお医者さまやご家族が子どもたちとのコミュニケーションのツールになれば。
特別な日ではない日も応援できる、日々の治療のちょっとした励みになるものがあればいいな、そんな想いから設置し始めたのががガチャガチャでした。
すでにいくつかの病院に設置・運用していますが、お医者さまからは「ガチャガチャひけるよ!」と声掛けすることで、痛みを伴う治療にも、グッと頑張れる子ども達が沢山いますというお声も頂いています。
その他、闘病中に役立つ情報ポータルサイト「OMUSUBI」【https://omusubi-santa.com/】の運営もしています。
■ガチャガチャプロジェクト
~1年中、病気と闘う子どもたちを応援~
<設置病院>
2018年
大阪大学医学部附属病院(サンタランで設置)
2020年
地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪急性期・総合医療センター
神戸大学医学部附属病院
2021年
大阪市立大学医学部附属病院
京都府立医科大学附属病院
■ティータイムプロジェクト
~病院で付き添う家族をサポート~
<訪問病院>
2017年
兵庫県立こども病院 supported by Greenberry's COFFEE(6月・9月)
2018年
兵庫県立こども病院 supported by Greenberry's COFFEE
中野こども病院 supported by
2019年
大阪府立母子医療センター supported by LANDMADE(3月・9月)
*パートナー
Greenberry's COFFEE https://www.greenberryscoffeejapan.com/
LANDMADE https://www.landmade-kobe.com/
■闘病中に役立つ情報ポータルサイト「OMUSUBI」の運営
https://omusubi-santa.com/
■加湿器の提供
2018年
イベントで使用した加湿器32台を譲り受け、病院や病気の子どもたちの家族が宿泊する施設・ドナルドマクドナルドハウスへ寄贈、
病院・施設からは、患者さんや患者さんのご家族への待遇改善に貢献できたとのことで大変喜ばれました。
~今後の活動~
上記チャリティを実現するには、多くの方々のご支援が必要です。
ご支援頂く方々が「楽しくチャリティ!」に参加いただけるよう、イベント型・参加型のチャリティ企画も積極的に展開すべく、遊園地でのイベント、好きなものをご購入いただく仕組みなどを構築中です。
病気と闘う子どもたちを1年中いつでも応援すべく、日本全国の病院にガチャガチャを設置したい!とコロナ禍以前から活動しているガチャガチャプロジェクトへのご支援をお願い致します。
スタートから想いは変わっていませんが、コロナにより病院に訪問する活動が全く出来なくなった今、
マシーンの設置と景品の補充で笑顔を届けることが可能にあるガチャガチャに注力しています。
1つでも多くの病院に設置し、闘病する子どもたち、お医者さま、看護師さんのお役に立ちたいと願っています。
<ご活用いただいている病院から頂いている感想>
〇ガチャガチャひけるよ!と声がけすることで痛みを伴う治療にも、グッと頑張れる子どもたちが沢山います。
〇元々入院する前からガチャガチャが好きだった子も多く、病院の中でガチャガチャができることに子ども達の目がキラキラと輝きます。
〇子ども達も泣いた後に喜んで泣き笑い顔になっています。
〇緊急事態宣言により付き添い制限や面会規制、子どもたちは会いたい時に会えなく寂しい思いをしたり、外部からの楽しい行事もなくなった一方、治療はしないといけないという我慢の多いなか、ガチャガチャがとても活躍しております。
〇楽しみが少なくなった子どもたちにとって唯一の楽しみになっており、このタイミングでガチャガチャが来てくれて本当に助けられています。
〇本物のガチャガチャとメダルを使用することで、入院生活ではお金を触ることができない子ども達にも良い経験ができ、保護者の方からも好評でした。
〇初めてガチャガチャを回すという子も多く、緊張しながらハンドルを回す子やおうちの方に支えられながら一緒に回す子もいました。みんな景品をもらうとにっこり笑顔を浮かべていました。
〇手術後笑うことが少なかった子も「ガチャガチャ」というワードを耳にした途端、手術後には見たことのない笑顔を何度も見せてくれ、好みの景品が当たると大喜びしてくれていました。
〇手術後の離床が進んでいなかった子も、ガチャガチャを見ると自ら進んで椅子に座り離床を促すきっかけになりました。
日々のちょっとした楽しみが、このような笑顔を生んでいます。
病院の数が増えるほどこんな笑顔が増える、そんな活動が我々プロジェクトサンタのガチャガチャプロジェクトです。
クリスマスだけでなく一年を通じてサンタクロースが活動していく機会を増やしたい、そしてその活動は 「楽しくチャリティ!」という【サンタイズム】(プロジェクトサンタ造語)に基づき、継続していくべく日々奮闘しています。
誰かのために・・・と、そうするご自身が楽しみながらチャリティが出来てしまう“輪“の確立を目指しています。
日本ではまだまだ市民権の無いチャリティを浸透させたい。
子供の頃からそんな行動を自然に取れるようになる「チャリティ育」の一翼を担うことが出来たら・・・。
そのためにも、参加型の楽しい!体験でいつの間にかチャリティになるような仕組みを根付かせるべく、これからも邁進してまいります。
なんだか楽しそう!そんな気持ちで誰かの応援をする。
そんなアクションがしたくなるようなチャリティを生み出すことが出来たらと思っています。
まだまだこれからの団体ですが、一緒に育てていただけたら幸いです。
どうぞ、よろしくお願い致します。