近畿
私たちは、学校に生きにくさを感じる子ども達が、学校のような教育を自分のペースで受けられる場所を作ろうと思い、立ち上がりました。どのような子ども達でも教育が受けられる「サードプレイス」を継続して提供できるよう活動しています。
「事情があって不登校の子ども達の、学校にいけない間の選択肢」を作る。
この思いで私たちトイロスタッフは集いました。
「学校に行かなければならない」ということで多くの子どもや保護者が苦しんでいる姿を、教師として目の当たりにしてきました。
学校という枠にはまらなかっただけなのに。その瞬間、教育を受ける機会を失い、世界が一気に狭くなってしまう。それが今の教育の現状です。
教育の現状は「教育の選択肢がない環境」なのです。
ならば、学校に生きにくさを感じる子ども達が学校のような教育を自分のペースで受けられる場所を作ろうと思い、私たちは動き出しました。
元教師や現役教師であるスタッフ達が知恵を出し合ってトイロを運営していきます。
「枠のない学校」
そんなイメージです。
居場所の機能だけではなく、どんな子どもたちにも教育の機会を確保できることが、これからのサードプレイスには求められています。
それを叶えるために、体験格差と教育格差を埋めていこうというのが、トイロの教育理念です。
自然体験、農業体験、職場体験など、子ど達にとって貴重な体験活動を実施したり、ボードゲーム教育を取り入れたりと子ども達が「楽しんで学べる」を意識して、トイロを作っていっています。