全国
2006年に神戸を拠点として設立された「SEEDS Asia」は、災害に負けない持続可能な社会を目指し、人づくり・まちづくりに取り組む防災専門NPOです。
以下の5つの「つながる」アプローチを軸に、命、まち、希望をつなぐ活動を10か国20か所で展開してきました。
①政策と行動、②科学と実践 ③神戸と東北、全国、アジア④
環境とくらし ⑤過去・現在・未来
SEEDS Asiaは災害に負けない持続可能な社会を目指し、5つの「つながる」アプローチを軸に人づくり・まちづくりに取り組む防災専門NPOです。日本を含むアジア10か国20か所で事業を展開し、地域や学校と連携し、備えの強化や復興まちづくりを実施しています。
防災やまちづくりは効果が見えにくく、とても地道な活動です。「誰もが災害と向き合う時代」の今だからこそ、人やまちが災害に負けずにしなやかに生きられるよう、ご支援・ご協力をお願い致します。
SEEDS Asiaの母体であるSEEDS Indiaは1994年にインドで設立され、その翌年に日本で阪神・淡路大震災が発生しました。震災では自助と共助の重要性がより明らかになり、2005年にはコミュニティ防災の推進を地球規模の課題として明文化した兵庫防災枠組(HFA)が採択されました。
インド国内にてコミュニティ防災に先駆的に取り組んでいたSEEDS Indiaと、当時国連に勤務していた防災専門家ら有志が「災害が頻発するアジア全体で災害被害を削減していくためには、防災の政策と現場をつなぐ存在が必要」という声を形とし、2006年に神戸を拠点とするSEEDS Asiaが設立されました。
それからSEEDS Asiaはパキスタン、モルディブ、インドネシア、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、インド、バングラデシュ、ネパール、日本(宮城県気仙沼市、熊本県宇城市、兵庫県丹波市、長野県長野市)で事業を展開してきました。それぞれの地域で必要な社会的ニーズを明らかにし、各地の自然資源や歴史文化を大切にしながら「誰も取り残さない」まちづくりにつなげるよう、努めています。
災害リスクの理解促進:合計52万人への啓発活動を実施し、防災の基礎知識・技術を普及
①防災/環境教育・啓発(ミャンマー、フィリピン、インド、バングラデシュ、日本、パキスタン)
②防災教育と意識啓発を推進するツールの開発(ミャンマー、フィリピン、ベトナム)
レジリエンスを高める防災への投資:建設で住民のより安全な環境を確保し、アジアにおける防災力調査を通じたコミュニティや自治体の防災力を「見える化」
①防災研究・調査促進(ミャンマー、バングラデシュ、フィリピン、インド)
②より安全な建設の推進(ミャンマー)
災害リスクガバナンス強化:日本を含めたアジアで防災の担い手を3,100人輩出
①防災指導員育成(フィリピン、ミャンマー、バングラデシュ、日本)
②防災管理体制強化促進(フィリピン、ミャンマー、日本)
備えの強化と「BBB(Build Back Better)、より良い復興」:災害時の教育継続、生活支援を17,000人に提供
①緊急支援・避難者支援(ミャンマー、フィリピン、ネパール、インドネシア、日本)
②コミュニティ防災促進(パキスタン、モルディブ、インドネシア、ネパール、ミャンマー、インド、ベトナム)
頂いたご支援は、事業の実施に欠かせない移動や通信費、資機材や事務用品、郵便輸送、移動費、手数料などの管理費や事業費の一部として、アジアの方々の防災力を高める活動に活用させて頂きます。
「災害からまち、命、希望を守りたい」、それが私達の活動に込める想いです。
まち:災害によるくらしと文化を守り、まちの分断を防ぐために、コミュニティ支援をおこなっています。
命:災害から大切な命・モノを守るために防災啓発活動をおこなっています。
希望:地域と学校の連携による防災を軸とした持続可能なまちづくりとその担い手を育成します。
SEEDS Asiaが活動を開始した2006年から15年を迎えましたが、災害の影響を受けるまちや人の数は増え続けています。災害発生後の短期的な緊急支援だけでなく、気候危機や急速な都市化などに長期的にみんなで取り組むことで、持続的な社会を目指すことができます。
より多くの方々にこの活動にご参画頂きたいと思っています。どうぞよろしくお願い致します。