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ジャパン・プラットフォーム(JPF )はNGO、経済界、政府が対等なパートナーシップのもと、日本の緊急人道支援のスピーディかつ効果的な実施という目的に向かって連携する、新しい仕組みとして、設立されました。
ジャパン・プラットフォーム(JPF )は、NGO・経済界・政府など多様なセクターがつながり連携し、支援を届けるプラットフォームとして、2000年に誕生した日本発の緊急人道支援のしくみです。以来、それぞれの特性・資源を生かし協動できるよう機能し、迅速かつ効果的に人道支援を展開し、自然災害時や紛争による難民・避難民に対する支援を迅速に国内外へ届けています。
JPFの設立の経緯については、1990年代のコソボ紛争にまでさかのぼります。コソボ難民への人道支援が世界中に求められていた中、日本のNGOの多くは単独で迅速な支援を行う財政基盤が十分なく、日本はプレゼンスを示すことができず、この経験を教訓とし、NGO、経済界、政府が対等なパートナーシップのもと、日本の緊急人道支援のスピーディかつ効果的な実施という目的に向かって連携する新しい仕組み「ジャパン・プラットフォーム」が考案されました。
2000年8月の発足以来、各得意分野をもつ40以上のJPF加盟団体とともに支援活動を行っており、2021年3月末時点で、総額720億円以上、1,800事業以上、50以上の国・地域を対象に人道支援を実施しております。2011年の東日本大震災の被災者支援では、70億円以上のご寄付をいただき、被災地の中間支援組織とともに地元団体をサポートし、復興の体制整備に貢献しています。
2020年度は、日本を含むアジア、アフリカ、中東、南米の24の国・地域において、130事業を実施し、320万人以上に支援をお届けしました。
以下は現在活動中のプログラムの一部です。
●新型コロナウイルス対策緊急支援
国内・・・生活困窮者への食糧支援、医療機関への医療物資配布、高齢者施設スタッフへの感染予防啓発など
海外・・・食料品、衛生用品の配布、難民・国内避難民、ホストコミュニティへの感染予防啓発など
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●2020年7月豪雨災害支援
避難所の支援、被災家屋の清掃、公民館への備品提供事業、車両貸出、福祉施設の再開支援、医療支援など
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●害虫(サバクトビバッタ)被害緊急支援
被害を受けた農園等のモニタリング、害虫駆除研修の実施、人体や家畜に影響のない殺虫剤製造の指導など
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●ミャンマー避難民人道支援
トイレの設置、給水施設の設置、女性・子どもの保護、シェルターキット配布、ジェンダーに基づく暴力からの保護、避難民キャンプとホストコミュニティへの教育支援など
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JPFは40以上のJPF加盟NGO団体と共に、それぞれの得意分野を生かし、1団体では解決できない幅ひろい支援ニーズに対して支援を行っています。
【実施している支援分野】
水・衛生、食糧・栄養、物資・シェルター、保健医療、生活再建、教育・心のケア
皆様からのご支援は、こうした活動全般へのご支援として活用させていただきます。
日本のNGO支援を世界に広げ、 すべての人が自ら未来を切り拓く世界を築きます。
・支援のための効果的な連携
・被災者の自立を支える
・NGO活動の牽引力となる
世界では、紛争や自然災害の影響で家を追われる人々が増え続け、人道危機はより複雑化・大規模化・長期化する傾向にあります。また近年、大規模な自然災害は後を絶たず、あなたの大切な人の暮らす地域がいつ災害に襲われるかわかりません。支援を必要としている人々に1秒でも早く支援を届けるために、そして将来の災害や人道危機に備えるために、ジャパン・プラットフォームをご支援ください。